☆デジ・トライアスロン日記帳
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フレンドシップサイクルフェスティバルin小山 参戦記
フレンドシップサイクルフェスティバルin小山は、富士チャレンジ200の練習目的で申し込んだんだけど、年齢別クラスということで、わたしにも入賞のチャンスがあるかもしれないとちょっぴり色気ありで望んだ。(昨年の富士チャレンジのタイムを10分縮めれば可能性あるかな〜というくらい)

当日は、前日の大雨から一転して晴。レース日和でよかったと一安心していたが、試走でコースを1周してそれは大間違いであることが分かった。台風の影響なのか凄い風。突風がコース上を吹き荒れている。しかも登りが向かい風、下りが追い風、直線は横風という最悪の風向き。ステムに目標のペース表を貼り付けていたが、到底そんなラップでは行けないことがわかり、即剥がした。

この風だから、とにかく集団に潜り込まないとどうにもならん。というわけで、かなり前列からスタート。1周目はローリングスタート。ペースカーがとても遅いので、大混雑のパレードとなる。

1周目登りからパレード解除。1周目の登りはなんとかクリアして先頭集団で2周目に。集団は100人以上の大集団だが、実力差がかなりあるので、中切れが頻発。もっと前で展開しないとこれはマズイと前にでるチャンスを伺っていたが、なかなか前に出られない。2周目のラップは、7分39秒。このタイムは、去年の富士チャレンジでの序盤のわたしのラップとほぼ同じ。強風を考えると速いが、ついていけない速さではない。

が、7分台のラップは、この周回以降見ることはなかった。3周目の登りで、とてつもない強風のため、ペースが乱され、あっという間に集団は淘汰され、後ろの方はさようなら〜。わたしもさっそく千切れる。3周目のラップは8分31秒に大幅ダウン。

富士チャレンジに比べて参加者が少ないこともあり、序盤で千切れてしまうと、同じようなペースで走る人を見つけるのが難しい。この強風に一人旅はきつい。3周目でもうリタイアを考えるほど辛い。坂はキツイのは納得の上登るのでよいのですが、風っていうのは、野球のイレギュラーバウンドみたいな感じで、どうも納得感がない。

辛くて辛くてこれをあと10何周もできる気がしない。心拍数も170オーバー。わたしにとってこれは危険領域。165くらいで行かないといけないのに、これだ。

5周目くらいで、速くも痙攣が来た。いつもはふくらはぎからだけど、今日はすねからだ。だましだまし走る。いつもは、30分ほどで痙攣はどっかに行ってしまうんだけど、今日は、なかなかなくならない。それどころが、右すね、左すね、左ふくらはぎというように、順番に痛みがくる。今日はかなり重症。それでも7周目まで8分50秒台でふみとどまる。

9周目から12周目までは、9分台にラップが落ちる。去年の富士チャレンジでは、9分台のラップは最後の2周回だけだったけど、今日は、半分行かないうちにこんなことになっちまった。

この間、先頭集団(15人くらい)・第2集団(30人くらい)にパスされるが、乗り損ねる。それほどバテているわけではないと思う。風にやられているって感じだ。

13周目あたりから、脚の合う人が集まって来た。5人ほどのミニ集団っぽくなる。これをちょと続けて行こう。ふと見ると先頭を引くのはスペシャライズドに乗る女性だ。男性選手に全くひけをとらない安定したペダリング。でも、これでいいのか。彼女は、もう大分引いているぞ。おい、おまいら、前に出ろ。男なら引け! と言いたくてうずうず。わたしは、5人目くらいにいて、前に出るポジションではない。しょうがない、わたしが引きましょ〜と前に出る。下りでは、結構踏んで行き、気が付くと後ろは来ていない。ありゃりゃ、せっかくいい集団だったのにと思いつつ、登りに。

ドピュー。相変わらずの強風。みんな斜めからの風なので、みんな斜めにコース取りをして登っていくくらい。ふと見ると、スペシャの彼女がわたしのすぐ前を行っている。千切れたのかと思ったら、違ったのね。この人強いわ。

そうこうしているうちに、またまた先行集団(多分第2集団)が来る。彼らも大分参っているみたいで、今度は合流できた。彼女もこの集団に乗る。15周目-17周目は、この集団に連れて行ってもらう。ラップが8分30秒台に回復!なんだか調子も良くなって来た気がする。

(あとからハラヒロに聞くと、わたしが集団に乗れていた時間帯は、多少風が収まっていたみたい。だから、集団についていけた模様。風が強くなると、↓この始末。)

よっしゃ、これに乗って最後まで行こう。決意を新たにして頑張るのですが、最終コーナーからの立ち上がりでちょっと切れてしまい、直線で踏ん張ったんですが、ここが横風エリアで、ぜんぜんスピードに乗れない。

というわけで、集団ははるか彼方に行ってしまいました。18周目からは、また一人旅。しかも一気に脚に来た感じ。向かい風の登りが全然登れない。ついに時速9キロなんて数字がサイコンで踊る。ラップも20周目からは10分台。しまいには、21周目に、ギアチェンジでチェーンが外れる事態も。

バテバテで、最終回も全然スピードが上がらずフィニッシュ。実は、ゴール後も制限時間の4時間まで周回を重ねて練習しようと思っていたが、1周たりとももう乗る気がしない。未だ走っているハラヒロやナスくんの応援をする元気もなく、ピットでバタンキュー。

風ってのがこんなにキツイものとは知らなかった。結局タイムは、3時間23分21秒。去年の富士チャレンジより25分強遅い。他の人のタイムをみると、概ね20分くらい遅くなっているみたい。強い人ほど遅れは小さくなっているみたいで、風というのは、実力差をさらにはっきりとさせる要素なような気がする。

ちなみに順位は、Cクラス11位。6位の方からは、9分ほど離されている。入賞は夢のまた夢でしたな。
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このタイムでは、次の富士チャレンジの200キロ完走は無理。完走どころか、100キロで疲労困憊な現実を見ると、走る気力が湧いてくるかどうか。うーん。困った。なんとか29日までに対策(または棄権の言い訳(泣))を考えないとな〜。
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(おまけ)
終わってから、おしるこ食ってたら、となりにあのスペシャの彼女が。

「集団に最後まで乗っていけたんですか?タイムは何分でした?」と聞いたら、
「最後は集団はバラバラになっちゃった。タイムは、3時間10分くらい」
「おー、そうですか、わたしはあれから垂れて、20分くらいでした。で、女子の何位でした?」
「1位。計測されてなかったのですが、認められました。」
ですって、あのまま集団にくらいついていたら、あと10分短縮(それなら入賞だわ)できたんだな。
で、リザルトをみるとこの女性。ヒルクライムなどで勝ちまくっていて、超有名な矢沢みつみさんという方でした!どうりで強いわけだ。わたしが引くなんて、10年早い(いや遅い?)。
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レース 100キロ Cクラス
コース 1周4.6キロ×22周
タイム 3時間23分21秒(トップ差33分59秒!)
順位  11位/出走70人
by onsen | 2006-10-08 05:34 | おんせん
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