今回の東京エンデューロは、過去最高のお気楽モードでの参戦となった。数日前から風邪を引いていて、まともに走れる状況じゃなかったってことで、風邪を引いたらどういう走りになるか？ってのを検証するために走ろうという、我ながら訳の分からん狙いでもって出走した。

[スタート]
さてスタート地点に集合。狭い。そして凄い人。わたしの前にはおよそ200人以上はいる感じ。こりゃ〜出遅れたな〜。気を取り直して、１周目のローリングスタート中に挽回しようと目論む。

スタートして、前に前に行くが、道幅一杯に選手があふれているのでなかなか抜けない。私と同じように前々に行こうとしている人について行き、苦労しながらどんどん前に行く。北側を東西に走る道路に入り、ようやく先頭が見える所まで来た。この辺からは、前も早いので、そうそう前に行けない。

しょうがないので、ペースが合いそうな人々にくっついて行く。サンタのコスプレの人が、いいペースだし目立つので、ぺーサーにいいやと、彼にくっつく。

1周目は、先頭から100番目くらいだろうか。２周目に入り、ペースが上がる。落ちてくる人をパスしつつ、徐々に前に行く。1周目の平均心拍数は157だったが、2周目で一気に172にアップ。この周回はきつかった。とにかくもっと前に行かないと、先頭集団にいずれ離されてしまう。

[20分経過]
3周目に入り、70番目くらいを走行。そして北側道路で落車発生。道の真ん中に落車数名。その回りで20名ほどが渋滞。多少離れていたので、減速して草むらのようなところを走りつつ渋滞を抜ける。これにより、先頭20-30名ほどが先頭集団となって行ってしまう。その後ろをパラパラと何名かが追う展開になった。必死で踏んでなんとか第２集団らしきものに取り付く。

もう先頭集団は見えない。第２集団は20名ほどいたようだ。「隣の人に、これ第２集団？」って聞くと、これは第３集団ですよとのこと。最終的には、この集団は第２集団としてゴールしたので、おそらく前の２つが１つに合流したか、崩壊したかしたものと思われる。

この時点で、前も見えない、後ろもよくわからない状況になる。集団としては、前を追うモチベーションがないので、比較的落ち着いたペースで進む。正直このペースは遅いと思った。落車で影響を受けた人たちが追いついてくるのが心配なくらい。

でも私は、この集団に入るのにかなり脚を使ったので、このペースはありがたい。しばらく成り行きにまかせることにする。20名ほどという微妙なサイズの集団になり、徐々に先頭交代が行われるようになって来た。

私は、この集団の10-15番目当たりを走る。大体1人、2-3分引いて交代する感じで回る。人数が多いので、引き終わった人は、最後尾まで下がるのをいやがり、途中になんとか入ろうととする。なので、やや後ろにいるとなかなか先頭を引く順番が回ってこない。それはありがたいのですが、多少気が引ける感じもある。

[1時間経過]
ようやく7周目に先頭のお役目が回って来た。初回はつつがなくお役目を果たし、7番目くらいに入れてもらう。

この辺でちょっとふくらはぎ痙攣の兆しが出てきて、8周目ではとうとう痙攣が右足に来た。ぐげ！これまでのところは、このペースなら間違いなく最後の方まで集団について行けると確信していたが、ちょっと赤信号だ。

しかも、まずいことに先頭交代の順番が回って来そう。「あの〜、わたし痙攣したので、引けませ〜ん」と言って下がってしまいたかったが、それもまずかろうと、なんとか引く。１分ほど引くとその遅さに見かねてか、後ろの人が前に出てくれた。申し訳ない。

気が付くと集団は結構少なくなっている。チームエンデューロの人が参加者の半数以上を占めるので、集団も出入りが激しい。チームで走る人は脚がフレッシュなのと数周走ればよいの、結構前を引いてくれる。終盤では、武蔵なんとか高校の高校生が、ペースの遅さに我慢できなくなって、中断から出てきて引く。ちょっと走ったらまた下がって行き、しばらくしたらまた出てくる。引いてくれるのはありがたいが、もう少し速度を安定させてくれ〜。

一回はわたしが先頭を努める時に、横から出てきて引いてくれた。元気なのでガンガン引く。うーん、これで次にわたしが引くのはきついな〜と思い、早めにお役目を果たしてしまおうと、肩を叩いて、私がお役目を務める。

[１時間45分経過]
そうこうしているうちに痙攣もどっかに行ってしまい、残り時間もあと１５分ほどに。集団の中に２時間ソロが何人いるか確認しようにもゼッケンは前だし、腕バンドの色は２種類しかないので、よくわからん。

私実は、２時間以内にスタート地点を通過した周回がラスト周回かと思ってましたが、そうではなく２時間以内にゴールした周回がラスト周回ということでした。13周目に入り、ペースが上がって来た。しかも私が先頭を引く順番も回ってくる。わたしとしては、ラスト２周だと思っていたので、ちょっと早いな、最終周回に余力を残しておきたかったんだが。

14周目はお行儀良く順番に先頭交代するというより、ペースを上げたい人が入り乱れて引く感じの走行になった。それでも決定的なペースアップはなかったので、集団はさほど小さくならなかったような気がする。（写真は、談笑しながら走る私ではなく自転車界の氷川きよし・新城幸也選手）

[ゴ〜ル！]
そしてわたし的最終周回の15周目。大体１時間52分頃にスタートラインを通過している。多分これが最終周回。もし２時間以内にまたスタートラインを通過したら、それが最終になるなと思っていた。この周回は、相当ペースが上がった。わたしもここで切れてはダメと、必死でついて行く。ラスト２キロくらいで３人ほどが抜け出す。わたしの前が追えないので、単独で緩い下りを踏む。心拍数も１７０を超えた。なんとかこれに追いつき、この中で頭を取るべくどうしようか考えていたら、隣の人が「今何分ですか？」と聞く。「1時間58分XX秒です。」と答えると、「ダメですね〜」と来た。ん〜、いまいちよく分からんが、これは２時間以内に次の周回に入れないという意味だろうなと解釈して、わたしはこの周回のラストに賭ける。

ところが最後の橋の前で、まるでスタート時のような大渋滞になってしまった。あれま〜、ついてない。しょうがないので多少追い越しつつそのままゴールへ。２時間をちょっと超えてゴ〜ル。それでもこの周回は最速ラップの7分20秒。

リザルトを見てみると、周回数は14周。ゴールタイムは１時間52分になっている。な〜んだ、１回前でお終いだったんだ、15周目は自分的にかなり頑張っていい走りが出来たんだけどな〜。最後の渋滞がなければ7分切れたかもしれないくらいだったのに〜。とにかくそれが残念だ。あー、あほらし。

走っている時は全く順位がわからなかったが、終わってみればクラス8位。参加者が200人以上いることが考えれば、望外な順位。あの落車に助けられた順位とも言えるが、落車がなければもっと上も狙えたとも言える。
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[感想など]
２時間ソロはかなり特殊なレースといえる。まず各クラス混走なので、レースの組み立てが難しい。自分が何位だかも誰が同クラスなのかも分からない状況なので、逃げたりするモチベーションも湧きにくい。最後に減速区間がありゴール地点は狭くダートで追い越し禁止エリアということで、正直ゴールスプリントも難しい。結局集団の中での順位は運任せという感じだと思う。

という感じなのでペースも遅いし非常に敷居の低いレースなので、集団走行で長い距離を走るいい経験になると思います。そのためには、スタートでは前に位置することが必須。少なくとも前から50番目くらいには位置しないと先頭集団には潜り込めないと思います。但し、初心者が多いので走行が不安定なことが多々ありますが、まあご愛敬です。

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クラス　2時間エンデューロ　ソロ
周回数　14周（70km）
順位　8位/250人くらい〜
トップ差　3分くらい
平均時速　36.6km/h
最高速度　49.46km/h
平均心拍数　167bpm
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周 ラップ HR CD
01 09:55 157 80
02 07:30 172 88
03 08:02 178 90（落車発生！20秒ほどロス）
04 07:45 171 88
05 07:56 170 86
06 08:02 167 88
07 07:43 168 90
08 07:53 167 88
09 08:02 164 88
10 07:54 163 88
11 07:53 170 86
12 08:08 165 80
13 08:03 165 80
14 07:46 174 86
15 07:22 180 84(おまけ周回：最速ラップに最高心拍！空しい〜。）
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