☆デジ・トライアスロン日記帳
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国営昭和記念公園大会 自戦記
アミノバリューチームケンズカップトライアスロンin国営昭和記念公園大会 自戦記

[スイム]
この大会は、参加者約400人弱。日米親善は、800人。日米親善の上位レベルの半分が参加する大会だとなんとなく思っていた。今日は、厳しい戦いになるなと、結構ビビリながら、スタートに向かう。

今日は、前回の時間差スタートとは違って、60人ずつのウェーブスタートだ。同じウェーブに10代女子もいる。日体大の女子選手が2人ほどいた。「スイムは、どこから上がるんですかね〜?あそこ?」と話しかけてみたら、「あ、そうだ。私も知らない。多分、あそこでしょうね。」なんて返事が返って来た。トライスーツの背中には日体大の校章、オシリにはMARIKOとプリントされていた。

スタート2分前のアナウンスで入水する。3列目のインコース。イイ位置だ。と思っていたら、これがとんでもなかった。スタートのプォ〜ンの合図とともにスタート。バトルなんてもんじゃない。芋洗い状態。水中で前を見ても、前の人の立てる泡だらけで何も見えない。左右から人が押し寄せてくる。前の人が立ち止まる。これじゃ前に進めないよ〜と、私も立ち止まる。結局、ドンドン先に泳いで行ける早い人を除いて、芋洗いの中では、少し泳いでは立ち止まりの繰り返しになってしまう。

こんな感じなので、最初の300メートルくらいは、全くリズムよく泳げない。ようやく落ち着いてきて回りを見ると、前は相当先を泳いでいる。でもそんなに後ろでもなさそうだ。ここから、ペースをキープしながら泳いでいく。

2周目に入って、気が付くと変形プールのくぼみに入り込んでしまった。あわてて方向転換して泳ぎ出すと、またプールの壁にぶつかる。あれ?と思うと、方向転換したときにプールを横切る形になってしまったらしい。プールを逆泳する人がいたという話を聞いていたが、ほとんどそれになりそうになっていた。こりゃ大変だ〜と思いつつ、先を急ぐ。

平泳ぎの人がいる。なかなか抜くことができない。一気に抜き去る泳力がないのと、ぶつからないように、大きく外を回る根性がない。あまり外を回るとまた、迷走?してしまいそうだ。

こんなへなちょこなペースで、あと300mくらいになって、脚が攣る感じになってきた。ふくらはぎの痙攣だ。練習でもめったに痙攣しないので、たいしたことないだろうとそのまま泳いでいたら、ドンドンひどくなってきた。最初は、脚に力を入れないように腕中心に泳ぐ。そのうちそれも怪しくなり、最後の100くらいは、脚を固定する意識で、平で泳ぐ。まいったな〜平かよと思いつつ、ま、プールあがれば、痙攣も直るだろうと楽観してスイムを終える。(第5W60人中32位)

[トランジット]
あれれ、プール上がっても痙攣直らない。立ち止まって、ふくらはぎのストレッチ。幸先悪い。なんとかバイクラックにたどり着く。バイクシューズを履く時、また痙攣。その時点でも、まだ楽観していた。バイクは長いので、そのうち収まるだろうと。

バイクラックが端っこだったので、かなり長いことバイクを押さないといけない。200mくらいかな。痙攣した脚にはキツイ。ようやくバイクスタートラインを越え、乗車。今度は、右のクリートがはまらない。何回やってもはまらない。30秒以上はかかったかな。SPDって他のビンディングに比べてはまりにくいのだろうか?まいったな〜と思いつつ周回コースに。

[バイク]
最初から小さなアップダウンのあるコースだ。ゆるい下りでメーターを見ると、時速40キロを示している。お、調子いいかもと今日初めて、よい気分になる。走り出してすぐシムの水色フルスーツを見つける。「シムがんばれー」と声をかけて先を急ぐ。1周目は、様子見で行こうと思っていたけど、調子がいいので、どんどんペースが上がる感じだ。心拍計を見ると、170を超えている。あれれ、150台で行く予定だったのに。でも170でも全然いい感じだからいいやとそのペースを続ける。

このコースは全体的には平坦だけど、細かなアップダウンが多い。なので、35キロとかで巡航するような長い平地というのは少ないので、思ったよりスピードは出ない感じだ。

日米親善では、基本的にドンドン人を抜かしてゆき、数人の同じペースの人と競り合いつつと言う感じだったけど。こっちは人が少ないし、MTBなどはほとんどいないので、そうは抜けない。それでも、1周につき15人くらいは追い抜く(但し、同じウェーブの人とは限らない)。抜かれるのは数人くらい。

沿道には何人かボランティアの方が立っていて、応援してくれる。いちいち小さく手を挙げたり頭を下げて応援に応えながら走る。そうするとなんだか、私だけの応援者みたいな気がしてくるから不思議。ありがたや〜。

いい感じで2周目に入る。最初時速40キロが出ていた地点でメーターを見ると、38キロだ、1周目より落ちている。あれ?疲れていないと思っていたけど、もう疲れたのかなと思い出す。自分ではそんな感じではないが、速度がそれをはっきり示しているいるようだ。で、脚の痙攣の方はどうか?脚の具合を意識して見ると、なんと脚は引きつったママみたい。基本的にバイクはふくらはぎの筋肉をそれほど使わないので、多少脚が攣っていても走れる。自分のふくらはぎを見ると、筋肉が四角く見える。これは!引きつってるからこんな形に見えるんだと気がつく。

これは、ヤバイな〜。この脚でランに入ったらどうなっちゃうのかな? 走れないかもな。ペース落とすか? いや落としても、脚が治る感じはないので、後は野となれ山となれ作戦で行こう! そのまま、時々ストレッチをしながら、踏んでいく。しまいにストレッチをするとスネの筋肉が攣りそうになって来た。しょうがないので、ストレッチも中止だ。

最終周回の北側あたりで、前にシムを発見する。あれれ、1周パスするなんて、俺調子いいのかな?いや、この脚でそれはないな、シムに何かあったかなと思いつつ、抜いてゆく。

最終周回の分岐点の前あたりで、今度はオシリにMARIKOの文字の選手に追いつく。プールであった人だ。並びかけて、「コンチワッ。プールで会いましたよね?頑張って!」とつい声をかけてしまう。MARIKOさん。変なオヤジが話しかけてきたと、「はい」といいつつ引いている感じ。しまった、ヘルメットにサングラスじゃ、プールのあの人ともなんともわからんだろう。こりゃ拙かったかと反省。

最終周回の分岐点以降は、ダートありで、あまりスピードを出す気もおきず。バイクゴール地点。脚が心配でドキドキ(心拍数170超ですから)しながら、バイクを降りる。大丈夫だ、走れる。クリートをカチャカチャ言わせながら走る。併走する人もカチャカチャ言わせている。「走りにくいですよね〜」と話しながら余裕で、バイクラックへ。(第5W60人中24位に上がる。9人抜いて、1人に抜かれる。)

[トランジット]
さあ、ここからが問題。シューズを履くときに痙攣しやすいのだ。おそるおそるシューズを履く。激痛。ヤバイ痙攣だ。手でふくらはぎを伸ばす。今度はスネが痙攣〜。ダメだ〜。どうにもならん。ちょっと脚を休ませて、痙攣が小康状態になったところで、走り出す。

[ラン]
脚をかばいながら走ると、どうもちょこちょこ走りになるようだ。忍者の様でもあり、ペンギンの様でもある。なんとかキロ5分くらいのペースでこれでも走れる。日米親善では太ももの疲労で脚が動かなかったけど、今度はふくらはぎの痙攣で脚が動かない。

身体の方はどうか?大丈夫だ、さほど疲れてはいない。相変わらず心拍は170以上。ホントに疲れてしまうと、心拍も上がらなくなるものだ。脚さえだましだまし行ければ、完走はできるかもしれない。記録のことはもう頭にない。

エイドでは、水を2杯もらう。「すみませ〜ん。また2杯くださ〜い。次回もまた2杯でよろしく〜。」「了解で〜す。頑張って〜」などとエイドの人ともコミュニケーションする。どうも私の場合、脚はすぐ疲れてしまうが、精神の方はどんどん元気になって、ハイな気分になるようだ。ちなみに、今回は水の他にアミノバリューもあったが、エイドでは、水に限る。飲むと気分がシャキっとするし、脚や頭にかけることもできる。 水もアミノバリューも同じコップで配っていたので、アミノバリュー頭からかぶった人いるかもしれないなと思ったりしながら、ちょこちょこ、ちょっこちょこを続ける。

脚以外は問題がないので、残念だ。脚さえ元気なら、もっとペースを上げられるのに。でも前回も同じだったので、これが実力なんだろうと思う。キロ5分のペースだと、私の走っているまわりでは、さほど抜かれない。多分、後ろのウェーブの早い人はまだ追いついては来ていないし、同じウェーブの早い人は、かなり先を行っているからだと思う。なので、自分的にはとても遅いペースなんだけど、それほどイヤな気分にはならない。

周回確認の輪ゴムが4本になり、あと1キロと元気になる。脚も復活してきたので、自分なりにペースを上げてみる。どうもたいして上がっていないようだが、気分はラストスパート。最後「121番おんせんさんゴールです。」なんてのを聞きながら、ゴール。よかった〜。痙攣してもなんとかなるもんだな〜。(第5W60人中24位でフィニッシュ。4人抜いて、4人に抜かれる。)

[トータル]
タイムは期待できないだろうな〜と思いつつ時計を見ると、バイクとランだけで57分と出た。スイムを15分と換算すると、1時間12分となる。お、意外にいいじゃん。なんて思っていたんだけど、それはぬか喜びだった。家に帰って時計のデータをPCに落としてみると、バイクの最初のラップの記録がなかった。ボタンを押し忘れていたらしい。


結果的には、スイム13分、バイク+トランジット42分、ラン25分の1時間20分でした。目標の1時間22分はクリアしているので、OKだ。痙攣した割には頑張ったしね。残念だったのは、エイジ25人の13位ということで、真ん中より上位には入れなかったこと。脚を鍛えれば、ランとストレッチタイムを削減して、あと2分は縮められるという予感。来年は、1時間18分が目標だな。

というわけで、今年のトライアスロンは終了。また来年だな。以上。
by onsen | 2005-09-21 01:04 | おんせん
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